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TANABE SHIZUKA

自動車業界で今起きていることを
早く分かりやすく正確に伝える。

記者職

ビジネス報道ユニット

田辺 静

ビジネス報道ユニット
グローバル基幹産業グループ
モビリティチーム
2016年入社
国際教養学部卒

※所属部署は取材当時のものです

入社理由

文章を書くことも、新聞を読むことも好きだったことから新聞記者を志す。記者になって「人を取材し、その人生を伝えることで読者に力を与えたい」という希望があったが、経済や金融のイメージが強い日経は自分には向いていないかもしれないと考えていた。だが、日経のインターンシップで初めて企業取材を体験し、企業が人によってつくられていることや役職やプロジェクトを背負いながらもそれぞれ想いを持って日々奮闘していることに気づく。それを伝える仕事をしたいと思い、日経記者を志望する。

仕事の内容は?

読者が知らないニュースを追いかけ
取材を通してその裏側に迫る

モビリティチームは自動車や二輪車の業界をカバーしており、私は記者として大手自動車メーカーと系列のサプライヤー企業、ほかに大手タイヤメーカーを担当しています。企業取材はヒト=人事、モノ=事業や製品、カネ=財務や株価のすべてに関わり、日本経済新聞や電子版を始め、日経産業新聞、日経ヴェリタス、Nikkei Mobilityなどそれぞれの媒体に向けた記事を書いています。

自動車業界は脱炭素を目指して電気自動車(EV)へのシフトが鮮明になるなど、既存の常識が通用しない激動の時代を迎えました。今は混沌としていますが、私たちの報道を何年か何十年か後に読者が私たちの報道を振り返ったとき、「あの大変な時代を日本企業はこのように戦ったのか」と知ってもらい、さらなる困難を乗り越えるための情報源になりたいと考えています。

大切にしていることは?

取材を通して事実をつかみ
記事のアイデアにつなげる

記事のアイデアを考えるときは、常に自分の感覚を大切にしています。「何かおかしいな」「どうしてこうなるのだろう」など取材を通して感じたことは絶対に離さず、その気持ちを大切にしながら記事掲載に結びつけます。とはいえ、情報の海の中で取材をしながら、どんな記事を書こうか考えるのは何年経っても容易ではありません。記者によって異なると思いますが、私は取材の中での感情やひらめきを出発点とすることが多いため、先入観や苦手意識を持たずどんなことにも取り組み、いろいろな側面の意見を聞くようたくさん取材をするよう心がけています。

また「足を使う」ことも意識しています。その製品がどのように作られているのか、開発者のどんな想いが込められているなど、業界への理解や取材先との信頼関係をつくる上でも対面による取材は欠かせません。そして、実際に取材するときには「聞く」ばかりでなく、自分がどんな人間でどのようなことを考えて取材しているのか、相手にも伝わるよう双方向のコミュニケーションをしたいと思っています。

業務の魅力は?

知りたいことが増えると
自分の世界も広がっていく

自動車担当なのでエンジンの構造や部品の名前をよく調べます。最近では半導体や車載電池について専門家に聞いたり、企業を取り巻く法規制などを調べたりすることも増えました。また、会社の事業内容だけだけではなく会計や株式の知識も必要となります。「難しそう」と苦手意識を持っていましたが、1から勉強してみると分かることが多くなり、さらに新しい疑問が増え、それを解決していく中で自分の世界が広がっていく感触があります。

取材先とも詳しい話ができるようにもなり、取材対象も広がるなどその過程が面白くてたまらないです。その中で私の気づきを記事にすることで、まだ世の中に広く知られていなかった事実や考え方を多くの人に知ってもらえたり、気づきを与えることができればいいな、と思いながら仕事をしています。これからも自分の感覚を大切にして、まだどこにも書かれていないことを記事にし続けていきたいです。

プライベートのこだわりは?

頭を完全にオフにしない

ニュースはいつでも起こりえます。また、休日に記事のアイデアが降ってくることもあるので休みの日といえどあまりオフにしないようにしています。ただ、最近は1〜2週間に一度、ピラティスに通って体の疲れを取るようにしています。あとは、友人と買い物やおいしいものを食べに行ったり、美術館に行ったり、バスケをしたりして気分転換しています。

NIKKEI Ism
NIKKEI Ism

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