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記者職の一日

小林 恵理香

政策報道ユニット
政治・外交グループ
2021年入社
文学部 卒

大学ではジャーナリズムを専攻しました。就活本番を目前に控えた大学3年の秋に、米国留学時代に親しくなった友人のもとを訪ねて韓国・ソウルを訪れました。当時の日韓関係は過去最悪というほど冷え込んでおり、日本製品の不買運動などのニュースが溢れる中、「未来の世代にまで影響させてはいけない」「経済面から見たら衝突は不利益」と論じている姿勢に共感して志望しました。入社1年目は官邸の総理番、2年目は野党を担当し、3年目の今は外務省を担当しています。日本外交の動向や経済安全保障分野などについて取材し、記事を執筆しています。

7:00

起床・各紙をチェック

朝起きたらすぐにスマホで他紙の記事をチェックします。もし、自分の知らない外交の動きや経済安全保障に関連するニュースが報道されていたら、すぐに上司に報告してニュースを追いかけなければならないからです。特に、経済安全保障に関連する情報は裾野が広く、例えば半導体の海外輸出となれば経産省や与党の動向も関係することから、必然的にチェックする範囲も広くなります。

ONE DAY SCHEDULE

9:00

朝回り

外務省内で幹部が出勤するのを待ちます。外務次官、外務審議官、局長級の方々が到着すると事前に考えていた項目を質問します。立ち止まって質問に答えてくれるときは他紙の記者と一緒に囲み取材が始まります。記事の方向性や今後のテーマなどヒントを得られることも多いため、朝回りは記者として重要な仕事の一つです。

ONE DAY SCHEDULE

11:00

外務大臣の記者会見

閣議後は外務大臣による記者会見が定例で行われ、その日の閣議で決定したものがあればすぐに記者会見で発表されます。記者からの質問時間も設けられており、大臣にも寄りますが、踏み込んだ質問をすることでこれまで表に出なかった内容を明らかにしてくれることもあります。記者会見を聞きながら、必要なニュースがあればその場で記事を書いてすぐに出稿します。

ONE DAY SCHEDULE

13:00

昼食

普段は霞ヶ関周辺でランチを食べています。同じ部署の先輩方と一緒にランチすることが多く、記事の方向性の確認など情報共有も兼ねています。

ONE DAY SCHEDULE

15:00

外務省内で取材

突発的な記事ではなく、じっくり読める企画記事の執筆のために担当者にアポを取って取材します。最近では、国連において日本人職員を増強する話があったことから、担当官に資料をもらったり施策の背景を伺ったりしました。話の内容次第ではテーマが変わることもあるので臨機応変に取材を進めます。

ONE DAY SCHEDULE

16:00

記事の執筆

朝刊の締め切りに間に合わせるために外務省の記者クラブ内で記事を執筆し、書いた記事をデスクにチェックしてもらいます。もし、夕方に大臣などから突発的な発表があるとそれからは時間との戦いです。万が一、朝刊に間に合わければ電子版に掲載するための記事を優先します。

ONE DAY SCHEDULE

18:30

夜回り

再び、外務省内にて幹部が退勤するのを狙って待ちます。朝はミーティングなどの時間が決まっているため質問を受けられないという方も、帰宅時であれば立ち止まって対応してくれることが多いです。重要な案件を取材しなければならないときは、省庁や国会周辺だけでなく永田町を飛び出して取材先を追いかけたりもします。また、政治部は待つ時間が多いので、朝刊紙の校正が上がってくるのでスマホでチェックするなど「隙間時間」を有効活用するようにしています。

ONE DAY SCHEDULE

21:00

退勤・夕食

夜回りが終わると翌週の紙面に何を書くかを検討したり、他社の見出しチェックなどを行う日もありますが、何もなければそのまま退勤。同じ部署の同僚と外食してから帰宅することも多いです。

ONE DAY SCHEDULE

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