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IMAHASHI RUIKA

社会の変化を注意深く観察し
世界に発信する情報を見極める。

記者職

海外(オセアニア地域)

今橋 瑠璃華

シドニー支局
支局長
2015年入社
外国語学部 卒業

※所属部署は取材当時のものです

入社理由

学生時代に日本とは異なる文化・習慣に触れることの面白さや自らの好奇心が満たされることへの喜びを感じ、仕事を通して日々新たな発見や経験が得られる記者という仕事に魅力を感じる。そして世界各地に海外支局を持つ国際性に加え、世界中に読者を持つ影響力の大きさに惹かれたことが決め手となり日経に入社。

仕事の内容は?

オセアニア地域で生じた
あらゆる出来事を世界へ
発信する

入社以降、鉄鋼や穀物をはじめ様々なモノの価格を調査する商品部、アジアに事業展開する商社への出向、日本市場の動向を英文記事で発信するNikkei Asia編集部にてキャリアを積み、2023年4月よりシドニー支局で支局長を務めています。オーストラリアをはじめとするオセアニア地域の計16カ国で起こったあらゆる出来事を現地で取材し、日本経済新聞やNikkei Asiaに掲載する記事を執筆することが私の役割です。

シドニー支局に来てからは、鉱山採掘現場や軍事演習場に足を運んだり、地政学的に注目される島しょ国を訪れたりと、大いに好奇心が満たされる日々を送っています。もちろん国ごとに価値観が大きく異なるため、取材先と突然連絡が途絶えてしまったり、海外メディアという立場ゆえに取材ができなかったりと、不測の事態に遭遇することは日常茶飯事。どんな時にも、どこかに突破口があると信じて粘り強く取材や調査を重ねることで、真実に辿り着くことができた時には達成感が得られます。

大切にしていることは?

発信すべき情報の見極めと
取材先に対するリスペクト

シドニー支局は担当地域や分野がとても広いため、社会情勢やビジネス潮流の変化がどこで起きているのかを注意深く観察し、日本や世界の読者が知るべき情報を正しく見極めることが欠かせません。毎朝70以上もの外部サイトやSNSを確認し、何を取材してどう文章にまとめるべきかを考え、時には他国の海外支局員とも連携しながら記事を執筆しています。

また取材は基本的に英語となるため、日本語での取材以上に事前準備が重要であると実感しています。取材対象者の情報や取材テーマの背景、並びに専門用語を念入りに調べた上で取材に臨んでいます。関心と熱意を持って質問をすること、難しいテーマでも質問を重ねて理解するよう努めること。取材先を最大限にリスペクトすることは、私たち記者が守るべき大切な礼儀の一つです。

業務の魅力は?

社会の変化を広めることが
世界を変える一助となる

2017年にオーストラリア政府が同性婚を正式に法制化したことを受け、セクシュアル・マイノリティーとされるLGBTQ+の方々を取り巻く環境について取材する機会がありました。その時にLGBTQ+の若者を支援する財団の方が口にしたのが、「We cannot be what we cannot see.(私たちは見えないものにはなれない)」という言葉でした。「だからこそ、社会の変化を広めることで、世界は変えることができる。」一記者として果たすべき責任と可能性の大きさを、あらためて強く実感したことを今なお覚えています。

記者としてのすべての経験が私を彩る大切な財産です。たくさんの驚きや喜びと出会い、単調とは程遠い刺激に満ちた日々を送ることができるのは、記者という仕事の最大の魅力だと言えるでしょう。今後も海外支局にいるからこそできる報道を重ね、社会をより良い方向に導く一助となれるよう精進していきます。

プライベートのこだわりは?

一人の時間も大切にする

休みの日に心がけているのは、一人の時間も大切にすること。シドニーには、街を象徴するオペラハウスやハーバーブリッジがある美しい海岸はもちろん、植民地時代の名残を残す歴史あふれる街並みが広がっています。また少し足を伸ばせば、壮大な自然を満喫することも可能です。海風を受けながら公園を散歩したり、温かいお茶を片手に本を読んだり、のんびりとリラックスする時間を過ごしています。

NIKKEI Ism
NIKKEI Ism

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