3日の概要
晩さん会であいさつする小泉首相(3日夜、都内のホテル)
3日に開いた第10回国際交流会議「アジアの未来」では、講演した各国首脳らから東アジア共同体構想の推進に向けて、金融安定や人材育成など具体的な提案・意見が相次いだ。中国経済の拡大を好機ととらえ、アジアが一体になって成長する構図を描く見方もでた。
[6月4日/日本経済新聞]
講演内容
「通貨機関、大きな意義」
アブドラ・バダウィ
マレーシア首相
「技術移転の推進拠点を」
ファン・バン・カイ
ベトナム首相
「共同体意識の確立めざせ」
スラキアット・サティヤンタイ
タイ外相
「FTA網の構築を支持」
ハワード・H・ベーカー
米駐日大使
討論「アジアの新世代に託す夢」
「アジアの地域統合」
「中国の経済・政治」
マハティール・ビン・モハマド
マレーシア前首相
フィデル・V・ラモス
フィリピン元大統領
中曽根 康弘
元首相
てい談「アジア地域の協調に果たす日本の役割」
「米依存脱却へ消費拡大 」
リー・クアンユー
シンガポール上級相
「経済連携担当相の設置を」
北城 恪太郎
経済同友会代表幹事
「通貨問題、備え必要 」
田中 直毅
21世紀政策研究所理事長
講演を聞いて
「見えてきた発展モデル」
太田 泰彦
日本経済新聞社編集委員
晩さん会で小泉首相があいさつ
アジアとFTA推進、対日投資・貿易の環境整備急ぐ
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