24日の概要
「東アジア共同体」構想について討論する参加者=24日
人材交流の促進、交通・輸送網など域内インフラの拡充――。24日に開いた第13回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)の講演と討論で、各国の参加者は「東アジア共同体」構想の実現へ次々に具体策を提案した。アジア地域統合の流れは経済だけでなく政治・社会へとすそ野を広げ、日本も含めて域内国すべてが具体的な取り組みを問われる段階に入った。
[5月25日/日本経済新聞]
講演
「日比EPAは画期的」
グロリア・マカパガル・アロヨ
フィリピン 大統領
討論 ▼アジア共同体−経済統合の行方
「統合へ問われる具体策」
二階 俊博
衆議院議員、自由民主党 国会対策委員長
ロドルフォ・セベリーノ
東南アジア諸国連合(ASEAN) 前事務局長
マイケル・マハラック
米 アジア太平洋経済協力会議(APEC)担当大使
◆モデレーター:
岡部 直明
日本経済新聞社 主幹
講演
「ASEANの経験生かせ」
アブドラ・バダウィ
マレーシア 首相
対談
「まず自由貿易地域」
リー・クアンユー
シンガポール 顧問相
◆モデレーター:
柳井 俊二
前駐米大使
講演
「未来像描く時期」
韓明淑
韓国 前首相
講演 ▼新成長センターへの躍動−インド、ベトナムの将来
「日本と同じ制約 アジアに」
竹中 平蔵
日本経済研究センター 特別顧問
「巨大な中流、消費けん引」
カマル・ナート
インド 商工相
「近隣国から刺激 市場経済化急ぐ」
ファン・ザー・キエム
ベトナム 副首相兼外相
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