石毛審議官は金融危機前の2007年にアジア地域の貿易黒字と米国の貿易赤字がほぼ同額だったと話し、「米国の高い消費性向が維持できなくなる中、アジア域内の内需が拡大しなければ世界全体が縮小均衡に陥る」との危機感を表明した。その上で、アジアの広域開発を進めることは地域全体の自由貿易を進める基盤となり、「さらなる経済成長の起爆剤」となると述べた。