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世銀担当局長「東アジア、他地域より回復早い」
討論するサラ・クリフ世界銀行東アジア・大洋州地域戦略・業務担当局長＝写真 小川望
世界銀行のサラ・クリフ東アジア・大洋州地域戦略・業務担当局長は21日午前、国際交流会議「アジアの未来」（日本経済新聞社主催）で討論し、金融危機が東アジアに与えた影響について「1997年の通貨危機の経験もあり、アジア各国は政策対応も協調が取れている。影響は受けたが、他の途上地域より回復は早い」との見解を示した。ただ乳児の死亡数の増加や女子の教育の機会が奪われることへの懸念を示した。
具体的な影響については「東アジア全体は打撃を受けていない」としたものの、「衣料・観光産業が影響を受けている。地域ではカンボジアなどへの影響が大きい」と説明した。
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