第13回アジアの未来


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	シンガポール顧問相「東アジア共同体形成、ゆっくり進めるべき」

対談するシンガポールのリー・クアンユー顧問相（24日、都内のホテル）

　シンガポールのリー・クアンユー顧問相は24日午後、国際交流会議「アジアの未来」（日本経済新聞社主催）で柳井俊二前駐米大使と対談し、東アジア共同体の形成について、「慎重にゆっくり進めるべき」と述べた。東アジア各国がＥＵ（欧州連合）のような共通の宗教や言語を持たない背景を考慮する必要性を説いた。

　まず、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）と日中韓など周辺各国がそれぞれ自由貿易協定を結び、「ＡＳＥＡＮを中心に、重なる円を作っていく」ステップが有効との認識を示した。