「アジアの未来」
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日経アジア賞
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リー・クアンユー氏
シンガポール 顧問相

 「政権がころころ変わるようでは経済が安定せず、海外へ出て働かなくてはならなくなる」。“シンガポール建国の父”は4月、政権を安定させ、国の競争力を磨くことこそ自国の成長に不可欠だと強調した。現状に満足する現役世代へのしった激励も少なくない。

 1990年までの31年間にわたり首相を務めた後、上級相に。さらに長男のリー・シェンロン氏が首相に就いた2004年8月からは新設の顧問相に就き、強力な指導力を発揮し続けている。最近、講演後の質疑応答で「リー・クアンユー後」について尋ねられたが、「シンガポールは経済維持や政権運営の仕組みができている」と余裕を見せながら答えた。

 国内だけではなく海外でも発言力は大きい。域内の大国、中国やインドについて語る機会も多い。先日も自国とほぼ同じ人口規模のニュージーランドを訪問し「中印の成長活用が成長を支える」と強調。小国の行方を中印の成長と重ねてみせた。83歳。


1923年9月16日生
1942年 シンガポール ラッフルズ・カレッジ卒業
1946年 英ケンブリッジ大学フィッツウイリアム・カレッジ、英ミドル・テンプル法曹院
1951年 弁護士開業
1954年 人民行動党(PAP)設立に参画、同党書記長に就任
1955年 議員初当選
1959年 総選挙でPAPが第一党となり首相就任
1990年 首相辞任、上級相に就任
2004年 現職

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