「アジアの未来」
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日経アジア賞
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李 東 生氏
TCL集団 董事長 (中国)

常識を打ち破り民営企業へ脱皮

 中国で文化大革命が終わった直後の1978年に広東省の名門、華南工学院(現華南理工大学)に入学した。無線技術などの知識を吸収。卒業後はTCL集団の前身、TTK家庭電器に自ら志願して入ったという。

 96年にTCL集団総裁に就任。国有企業から民営企業の脱皮を図ってきた。販売網を広げてから自社工場を設ける手法や、すべての事業を株式上場させる「全体上場」など、中国企業の常識を打ち破る斬新な経営手法は中国人経営者の中でも人気が高い。

 昨年、相次ぎ設立した仏トムソンとのテレビ事業や、仏通信機器大手アルカテルとの携帯電話機事業の合弁は、中国企業が海外企業や事業を事実上買収する流れをつくるきっかけとなった。

 米ゼネラル・エレクトリック(GE)が経営の教科書。仏企業との合弁事業を軌道に乗せるためフランスに出張する日も多いが、時間さえあれば、ソニーや韓国のサムスン電子の研究に力を入れているという。47歳。



■生年月日
1957年7月3日、広東省掲西生まれ(47歳)
■学歴
1982年華南理工大学無線技術学部卒、学士
■職歴
1986年 3月〜90年 3月恵州市工業発展総公司技術導入部長
1990年 3月〜93年 2月恵州市電子通信工業総公司副総経理
1993年 3月〜96年12月TCL電子集団 総経理
1996年12月〜TCL集団 董事長 総裁
■受賞暦ほか
1995年第5期全国優秀青年企業家 表彰
2000年全国国労働模範 表彰
2002年、03年、04年CCTV中国経済年度人物
2004年仏レジオン・ドヌール勲章受賞                   

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