「日経アジア賞」
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第10回 日経アジア賞、3氏を表彰

日経アジア賞を受賞した(左から)郭氏、チャン氏、高氏=24日、東京都港区
 日本経済新聞社は24日午前、都内のホテルで「第10回日経アジア賞」の表彰式を開いた。半導体メーカー、台湾積体電路製造(TSMC)のモリス・チャン会長、韓国ソウル大学の高明三名誉教授、中国の雲南民族学会の郭大烈会長が受賞、表彰式に出席した。

 同賞はアジアの発展や市民生活向上に功績のあった個人・団体に贈る。

 経済発展部門で受賞したチャン氏は半導体製品を低コストで受託生産するファウンドリーという事業形態を確立した。受賞後のスピーチで「相当数の新企業が参入し競い合っている」と指摘、この事業形態が拡大していると強調した。

 科学技術部門の高氏は韓国で産業用ロボットの国産化の基礎をつくり、半導体・電子機器産業の技術発展を後押しした。「全国マイクロロボット・コンテストを開催、学生たちが夢を持てるよう努力した」と述べた。

 文化部門の郭氏は雲南省のナシ族が使用し現存する唯一の象形文字、トンパ文字の伝承に尽力。「人類が数千年にわたって蓄積してきた文化が消滅の危機にひんしている」と指摘した。

 審査委員長の平岩外四・元経団連会長は「58の候補から産業分野の革新や少数民族の伝統継承に寄与した3氏を選んだ」と講評。日本経済新聞社の杉田亮毅社長は「3氏の業績が紹介され相互理解に役立つことを願う」とあいさつした。


 受賞者の講演要旨
 
 日本経済新聞社は24日、「第10回日経アジア賞」の表彰式を開いた。半導体メーカー、台湾積体電路製造(TSMC)のモリス・チャン会長、韓国ソウル大学の高明三名誉教授、中国の雲南民族学会の郭大烈会長の受賞者3人が記念講演をした。講演要旨は次の通り。

 ■経済発展部門
経済発展部門  モリス・チャン(張忠謀)氏
  台湾積体電路製造(TSMC)会長

米テキサス・インスツルメンツの副社長を経て、1987年にTSMCを設立。半導体製品を受託生産するファウンドリーという事業形態を確立した。

 ■科学技術部門
科学技術部門  高明三(コウ・ミョンサム)氏
  ソウル大学名誉教授

1985年にソウル大学半導体共同研究所、88年に自動化システム共同研究所の初代所長を務めた。韓国の半導体産業や電子機器産業の技術発展の基礎を築いた。

 ■文化部門
文化部門  郭大烈(クオ・ターリエ)氏
  雲南民族学会会長(中国)

雲南省のナシ族が使っている世界に現存する唯一の象形文字、トンパ文字保護のために、小学校などで手作りの教科書による伝承運動に力を入れている。


日経アジア賞についてのお問い合わせは、
事務局asia@nikkeistaff.co.jpまでお願いします。

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