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ラマリンガ・ラジュ氏 サティヤム・コンピュータ・サービス 会長(インド) |
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顧客優先の経営、高い評価受ける
1987年にサティヤム・コンピュータ・サービスを創業したラジュ氏は、早くから顧客最優先の経営方針を掲げ、サービスの迅速化を図るため上意下達のスタイルを排して、少人数の部署にも独自の権限を与えた。
こうしたラジュ氏の企業統治は経済界などから高く評価され、同氏は現在、国内最大の情報技術(IT)業界団体であるインドソフトウェア・サービス業協会(NASSCOM)の副会長も務める。
サティヤムは現在、世界46カ国に拠点を開設している。社員数は約1万8000人を数え、インフォシス・テクノロジーズなどと並ぶインドの代表的なIT企業に成長した。同社は利益を社会還元するため「サティヤム基金」を設立。出身地のインド南部アンドラ・プラデシュ州などでIT教育や医療施設の整備を支援している。
米オハイオ大学で経営学修士(MBA)を取得、ハーバード大学でも経営学を学んだ。趣味は読書とビリヤード。49歳。
■生年月日 |
1955年9月16日生まれ |
■学歴 |
米国オハイオ大学のMBAを取得 ハーバード大学のOwner/Presidentコースを終了 |
■職歴 |
1987年にサティヤムを創立。1992年、その責においてに株式公開を果たし、当社を世界有数のIT企業に育て上げる。
国家首脳率いる代表団の一員として、数々の世界的なフォーラムでインド及びIT業界の代表を務め、世界的規模でのインドのIT産業の認知に重要な役割を果たす。
サティヤムに、起業家精神の信念に基づき、従来のピラミッド型のヒエラルキーを排除し、顧客を中心に据えたユニークな円型の組織体制を導入する。この企業理念により、企業内の各部門間の連携は強化された。
数値経営コンセプトに関する広範囲な研究をも自らが行い、サティヤムが発売した業績評価ソフトウェアVisionCompassのプラットフォームの構築に大きく関与した。
Alambana、Naandi財団、Byrraju財団でのさまざまな社会奉仕プロジェクトを通じて、インド国内における貧困による問題の改善や、子供たちの健全な成長の促進にも大きく貢献する。その故郷アンドラプラデシ州におけるIT革命の普及、社会改革実現に対する努力が認められ、Nayudumma勲章を授与した。
2005年4月1日よりNASSCOM (National Association of Software Companies: インド全国ソフトウェアサービス業協会)の副会長を務める。 |
■アワード |
・ | CNBCによるアジア ビジネス リーダー アワード2002年における「コーポレートシチズン」を受賞(2002年) |
・ | Dataquest It誌によるマン オブ ザ イヤー アワード受賞(2000年) |
・ | Ernst & Youngによる「アントレプレナー(企業家) オブ ザ イヤー アワード(サービス部門)」受賞(1999年) |
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