「アジアの未来」
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日経アジア賞
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アブドラ・バダウィ氏
マレーシア 首相

汚職一掃に高い支持

 2003年10月にマハティール前首相の後継指名で副首相から第五代の首相に就任した。それ以来の公約である公務員改革や汚職の一掃、大規模公共工事の見直しを掲げて戦った04年の総選挙では与党連合が圧勝。国民の支持率は高く、「ポスト・マハティール時代」の指導者としての地位を固めつつある。

 内政や経済などマハティール前首相の基本路線は踏襲しつつも、農業近代化など独自色を出し始めている。最近「私はマレーシアのCEO(最高経営責任者)」と発言、官民挙げてマレーシアのブランド価値向上に取り組む決意を示した。

 対米関係の重視に加え4月にはマレーシア首相として21年ぶりにオーストラリアを公式訪問し、外交面でも新機軸を打ち出しつつある。前首相が日本の経済発展を見習う「ルックイースト政策」を導入した際の担当大臣で、日本との自由貿易協定(FTA)交渉などでの対日政策にも注目が集まる。

 イスラム教教師の父とイスラム学校創立者の祖父の下で育ち、マラヤ大でイスラム学士を取得した。エンドン夫人の母親は日本人。65歳。



■生年月日
1939年11月26日、マレーシア・ペナン州生まれ
■学歴
1964年 マラヤ大学卒
■職歴
1964年−74年連邦政府公務員(総理府、文化・青年・スポーツ省勤務)
1978年下院議員初当選
1980年連邦区省副大臣
1981年総理府相(「東方政策」他担当)
1984年教育相
1986年−87年国防相
1991年外相
1999年1月副首相兼内相
2003年
  10月31日
第5代首相、UMNO(統一マレー国民組織)総裁代行就任

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