「アジアの未来」会議 閉幕
アジアの政財界のリーダーが出席する国際交流会議「アジアの未来」は最終日の1998年6月5日、21世紀を展望したアジアの課題や企業経営のあり方について様々な意見が出された。シンガポールのリー・クアンユー上級相と宮沢喜一元首相の対談で、グローバル化の進んだ経済では、資本の急激な移動で地域の経済が危機に陥らないよう政府が細心の注意を払って対応すべきだとの認識で一致した。基調講演では、各国・地域とも痛みを覚悟しながらも構造改革を継続する必要があるとの声が相次いだ。
〜5日の講演内容〜
モーリス・チャン氏(台湾積體電路製造董事長)
金宇中氏(韓国大宇グループ会長)
倪潤峰氏(中国四川長虹電子集団公司董事長兼総経理)
関本忠弘氏(NEC会長)
ドミンゴ・シアゾン氏(フィリピン外相)
アンソン・チャン氏(香港政務官)
マイケル・アマコスト氏(米ブルッキングス研究所所長)
対談 21世紀のアジアを展望する
リー・クアンユー氏(シンガポール上級相)
宮澤喜一氏(元首相)
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