世界のIT業界動かす経営手腕
副会長兼最高経営責任者(CEO)として半導体を中心に業容を急拡大させている。アジアの経済危機を乗り切り、サムスンを世界ブランドに育てた経営手腕は世界の情報技術(IT)業界でも高く評価されている。
1966年にソウル大電子工学科を卒業。テレビ、VTR事業部長などを歴任して家電分野で急成長する基礎を築いた。日本法人社長も務めており、日本語も堪能だ。
サムスンはDRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)や液晶表示装置(LCD)市場では世界シェアトップの地位に立っている。58歳。