日本経済新聞社は20日午前、東京都内のホテルで「第7回日経アジア賞」表彰式を開催した。ベトナムのヴォー・トン・スワン・アンザン大学学長らアジアの安定と発展に貢献した2氏1団体が受賞した。同日午後には東京・大手町の日経ホールで「第6回アジア科学技術会議」を催すなど、アジア関連の行事を集中して開く「日経アジア週間」が始まった。
日経アジア賞の受賞者は、新品種の導入や農家教育でベトナムをアジア有数のコメ輸出国に変えたスワン氏、インドネシアの国民的スターで優れた社会派映画を手がけた女優・映画制作者のクリスティン・ハキムさん、致死性脳炎の原因ウイルスを解明したマレーシアのマラヤ大学医学部医科微生物学部門(代表ラム・サイ・キット氏)。
鶴田卓彦本社社長は表彰式で各氏・団体にそれぞれ賞状と副賞の300万円を贈った。鶴田社長は「めざましい働きをした受賞者に光を当てることが日本とアジアの相互理解を深める一助になることを期待する」とあいさつした。
スワン氏は受賞後に「ベトナムの発展に貢献でき誇りに思う」と喜びを語った。マラヤ大のラム氏は「感染症の撲滅に挑む我々を今後も励ましてくれるだろう」と述べた。ハキムさんはカンヌ映画祭で審査委員を務めるため欠席したが、ビデオ映像で参加した。
平岩外四・審査委員長(経団連名誉会長)は「15カ国・地域の候補者の中から輝かしい成績を残した2人と1団体を選んだ」と述べた。