地域金融機関、あり方を模索
野村証券を振り出しに、国際機関の多国間投資保証機関(MIGA)長官、参院議員、経済企画庁長官とユニークな経歴をたどった。その後、米系投資会社の日本代表を経て、経営破たんした東京相和銀行の経営を引き継いだ東京スター銀行のトップに就任、新しい地域金融機関のあり方を模索している。
大学時代に米国の豊かさにあこがれ、野村証券では米国法人社長を務めるなど国際畑を歩んだ。
「世のため、人のために仕事がしたい」との思いから、1992年に旧日本新党から参院選に出馬。2年後、羽田内閣で2カ月ながら、経企庁長官を務めた。70歳。