1999年から2年間、日本人として初めてアジア太平洋経済協力会議(APEC)経済委員会の議長を務めた。
議長在任中は自由貿易協定(FTA)が主要なテーマだった。FTAを締結することの是非、推進する場合の注意点など基本的な考え方をまとめ上げた。
中国経済について、今後は金融部門の健全な成長が不可欠だと指摘する。世界銀行エコノミストの経歴も持つ。内閣府では2001年度の経済財政白書の執筆責任者を務めた。1982年に米ブラウン大学で経済学博士号を取得。52歳。