日本経済のみならず、アジア経済、世界経済の行方を鋭く構想する論客だ。評論活動のほか政府の経済政策作りにも積極的にかかわっており、政府税制調査会委員、「郵政3事業の在り方について考える懇談会」(小泉首相の私的諮問機関)の座長も務める。
東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。92年に出版した「最後の十年 日本経済の構想」(日本経済新聞社)で吉野作造賞を受賞。
97年4月、経団連のシンクタンク「21世紀政策研究所」の設立とともに理事長に就任した。56歳。