アジア重視の戦略を訴え
1978年から、富士ゼロックスの社長を務め、92年から会長。米ペンシルベニア大学ウォートン校などで培ったグローバルなセンスを持つ経営者だ。
93年から経済同友会副代表幹事に就任。99年には外資系企業出身で初の代表幹事となった。急速にグローバル化が進む日本の社会経済を見据えながら戦略の重要性や改革の必要性を説く。
アジアの中の日本のあり方についても、「どのようなスタンスで各国・地域とつきあうか、基本コンセプトを作り上げる時期だ」と注文。欧米にばかり向いていたベクトルをアジアに向ける必要性を強調する。68歳。