「アジアの未来」
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アジアの未来
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日経アジア賞
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ブンニャン・ウォラチット氏
ラオス首相

市場経済導入に尽力

 地方の県知事や首都ビエンチャンの市長を経て、1996年に一党独裁を続けるラオス人民革命党の政治局員、副首相に就任し、経済再建に取り組んできた実務派。現在も市場経済システム導入に力を注ぐ。

 99年からは財務相を兼務した。アジア経済危機によって深刻になった通貨下落やインフレを収拾したことが評価され、昨年3月、経済運営に不安のあったシサワット氏から首相の座を引き継いだ。

 97年、市場統合をめざす東南アジア諸国連合(ASEAN)に加盟したことから、経済関連の法整備が急務となっている。

 日本との関係は良好で、タイと結ぶ「第二メコン国際橋」建設のため、40億円の円借款受け入れを決めたばかり。今回の訪日で、政府開発援助(ODA)を削減する方針の日本に対し、さらなる支援を訴えるとみられる。

 南部サバナケット県生まれ。軍人出身で、実直な性格で知られる。党内の序列は6位。64歳。


1937年8月15日、サバナケット県タパントーン郡バンナー村生まれ
■経歴
1952/3革命運動に参加。軍のプロパガンダ部隊に所属し、サバナケット県において国道9 号線沿いに活動
1954フアパン県のラオス人民解放軍に所属
1962ベトナムの陸軍士官学校で学ぶ
1964第613大隊に所属
1969シェンクワン県組織委員会委員長
1972ルアンパバーン県北部前線の副司令官
1975党書記、北部軍政治局長
1978ベトナムで政治理論を学ぶ
1980党書記、中央軍政治局長
1982−1992サバナケット県党書記兼知事
1993−1996ビエンチャン市党書記兼市長
1996−1999政治局員、副首相
海外投資管理委員会委員長
農村開発中央委員会議長
1999−2001/3政治局員、副首相兼大蔵大臣
2001/3/26ラオス人民民主共和国首相

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