「アジアの未来」
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 「歴史問題、持ち出すのは日本の側」――アジアの中の日本を討議 

「アジアの中の日本」について語り合う講師陣
 国際交流会議「アジアの未来」は22日午後、「アジアの中の日本とは」をテーマに討議した。日本による戦時中の行為に関連した歴史問題について、中国の于青・人民日報前東京支局長は「いつも持ち出すのは日本の側。後で中国のマスコミや外交部の人間が対応しなければならなくなる」と指摘した。またシンガポールの呉元華・聯合早報アソシエート・エディターは、日本からの謝罪がなければ歴史問題の解決はないとの考えを強調した。

 韓国の趙賢宰・毎日経済新聞政治部長は、1997年の韓国の金融危機の際に「先頭に立って支援してくれたのはドイツだった」と当時の日本の支援が後手に回っていたと指摘。その上で「苦しんでいるときに積極的に支援してくれれば、一緒に歩もうという意思も伝わる」と述べ、アジアの経済協力といった連携を進める上で信頼を高めるためにも、日本は積極的なリーダーシップを発揮することが重要だとの考えを語った。

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