「アジアの未来」
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 アジアの包括的な統合促進を――アジア安定への課題を討論 

アジア安定への課題をめぐって繰り広げられた討論
 国際交流会議「アジアの未来」は22日、「テロ事件後のアジア安定への課題」をテーマに討論に入り、アジア地域における包括的な統合実現に向け努力すべきとの認識で一致した。清華大学国際問題研究所の閻学通所長はさらに「日本の立場と態度がカギを握る」と指摘。シンガポールとの自由貿易協定など2国間関係にとどまらず、複数国が参加する経済統合に向けても主導的な立場を取るよう求めた。

 愛知万博の渡辺泰造政府代表は「アジアは欧米以上に多様性に富み、日本を含めて負の遺産もある」と問題点を指摘したものの、国家を超えた共同体意識を共有できるよう努力すべきと発言。マレーシア戦略国際問題研究所のノルディン・ソピー会長も東南アジア諸国連合(ASEAN)設立の経緯を引き合いに出しながら「日が照っているうちにワラを干すべき」と米同時テロが具体的に検討する機会を与えるとの考えを示した。

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