「アジアの未来」
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 WTO加盟でアジアとの相互依存拡大――趙・中国国務院主任 

 趙啓正・中国国務院新聞弁公室主任は21日午前開幕した国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)で講演した。趙氏は、中国政府は世界貿易機関(WTO)加盟を受けて関税引き下げや規制緩和を進めており、「中国は世界の貿易ルールに従ってさらに対外貿易を進めることになる」と語った。さらに「対外貿易総額のうち48%が対アジアであることからも、中国がアジアとの経済協力を重視していることは分かる」と強調しアジアとの相互依存が進むとの見方を示した。

 同時にWTO加盟は「(最近の)中国にとってもっとも大きな変化」と指摘し、国有企業の改革や国際協力などの面で新たな課題を科せられたことで、「中国の対外開放が新たな段階に入った」との認識を示した。

 趙氏は、「中国政府と国民はWTO加盟後に新たに直面する困難を克服し、経済の健全な発展を保つことができる」と自信を表明。通貨危機など国際市場に激動があり中国の輸出が打撃を受けた場合でも、「大きな国内市場とマクロ規制による調節で、危機を無事乗り越えることになる」と楽観的な見方を強調した。

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