販売、高所得者にシフト
サムスングループでは15社が中国に進出し、24カ所の生産拠点がある。(中核の)サムスン電子の昨年の中国内での売上高は38億ドルだが2005年には3倍に増やし、中国でもトップレベルの企業になりたいと考えている。
中国市場への参入当初は低価格品需要を狙ったが、地元企業との競争には勝てなかったため、事業構造を改革してきた。今後はデジタル機器など高機能品を若者や高所得者層へ販売していく。量より質を追求、売上高より利益を重視する。
中国には優秀な人材が多く、研修すれば部品生産やデザインの現地化に卓越した能力を見せる。現地採用を拡大し、研究開発やマーケティングの体制も強化したい。現在は主に河北地域へ生産拠点を置いているが、河南地域にも広げる。
21世紀はアジアの時代になる。韓国と日本、中国がともに利益を得る関係を築けば3つの国は世界経済の主軸として飛躍できる。