2024.04.12 社員2人がKaggle競技会「HMS - Harmful Brain Activity Classification」で金メダル

日本経済新聞社のデータサイエンティスト2人が参加したチームが、世界最⼤級のデータサイエンスコミュニティ「Kaggle」が開催した機械学習コンペティション「HMS - Harmful Brain Activity Classification」で金メダルを獲得しました。

2,767チーム中14位の成績で金メダルを受賞したのは、プラットフォーム推進室・データインテリジェンスグループのデータサイエンティストである德永和朗、大島拓人両氏らが参加するチーム。德永、大島両氏は「Kaggle Master」の称号も授与されました。

コンペティションは脳波信号のパターン分類をテーマに2024年1月10日から4月9日にかけて開催(https://www.kaggle.com/competitions/hms-harmful-brain-activity-classification)。てんかんなどの患者から記録された脳波信号とそのスペクトログラム画像から発作や特異な脳活動の兆候を正確に見つけるモデルの開発を競いました。

予測精度の向上は、画像処理モデルの効果的な活用が鍵を握りました。徳永、大島両氏らは画像を含む記事や広告のデータを分析することで日経電子版などのプロダクトをより優れたものにしていく業務に携わっており、受賞は⽇経の画像処理に関する技術⼒の高さを証明したといえます。コンペティションへの参加で得られた知⾒は業務にも生かしていきます。

日経では現在、6人のKaggle Masterが社員として在籍しています。社員が金メダルを獲得するのは今回で4回目です。

<Kaggleについて>Kaggleはデータサイエンス・機械学習に興味のあるユーザーが集う世界最大規模のオンラインコミュニティです。Kaggleで開かれるコンペティションは機械学習モデルの予測性能を競い合う人気コンテンツとなっており、Kaggle Masterという称号はアクティブユーザーの上位1%に入る実力とされています。