世界最先端のテクノロジー・メディアに

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 世界は今、激動しています。欧米で保護主義が台頭し、テロが頻発するなど、グローバリズムという世界が共有してきた価値観が大きく揺らいでいます。「不確実性」という巨大な雲に覆われ、根拠のないフェイクニュースが飛び交う時代だからこそ、報道機関の責任はますます重くなっています。日本経済新聞社は英国の有力経済メディア、フィナンシャル・タイムズ(FT)という強力なパートナーとともに、世界や日本の今を切り取り未来を読み解く、最も的確な情報と分析による質の高いジャーナリズムで、読者の期待に応えていきます。
 日経は、新たに「テクノロジー・メディアへの飛躍」という目標を掲げています。スマートフォンやSNSなど情報伝達手段は多様化し、表現手段も文字から画像、動画、音声、グラフィックスへと広がっています。欲しい情報を、欲しい時に、最も分かりやすく効果的な方法で届ける――。日経は世界最先端のデジタル・テクノロジーを自ら開発し、駆使するメディアをめざします。既にAI(人工知能)やVR(仮想現実)、AR(拡張現実)など活用した新たな報道手法やサービスの研究・開発に取りかかっています。
 圧倒的なコンテンツとテクノロジーを両輪に、「Global & Growth(世界の中で成長する日経)」を実現していきます。「日本経済新聞電子版」は有料会員数約60万人と世界有数規模のネットメディアに育ち、アジアの経済情報を世界に発信する「Nikkei Asian Review」の読者数も着実に伸びています。報道に加え、グローバルビジネスに欠かせない情報サービス、人材教育、イベント開催など幅広い分野でFTと連携し、世界でNIKKEIの存在感をさらに高めていきます。
 メディアはなんといっても人材が命です。女性や外国人が働きやすい職場づくりなど、ダイバーシティに積極的に取り組んでいます。日経でなら自分の可能性を思い切り試せると思うような会社であり続けるため、従来の慣行にとらわれず、社員一人ひとりの働き方のクオリティーを高める改革を進めてまいります。

日本経済新聞社 代表取締役社長
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