第10回アジアの未来


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	中曽根元首相「共同体実現に向け合同の研究会議を」

講演する中曽根康弘元首相

　中曽根康弘・元首相は３日午後、国際交流会議「アジアの未来」で講演し、東アジア共同体の実現に向けて「東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）プラススリー（日中韓）で学者や専門家を動員した合同の研究会議を設け、共同体をいかにつくるか内容とプロセスを協議すべきだ」と強調した。そのうえで「文化など東アジアが持つ多元的要素を適切に活用し、協力関係を積み上げる必要がある」と語った。

　中曽根元首相は、東アジアが金融面などでの経済協力を通じて統合、共同体形成への意欲が高まってきたことを評価。「ＦＴＡ（自由貿易協定）が動きを促進している。東アジア共同体へ前進する試みは強力な底流をなしている」と語った。〔ＮＱＮ〕

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