2018.05.14 第23回日経アジア賞受賞者決定

アジアの繁栄や人々の生活向上に貢献した人、団体を表彰する「日経アジア賞」の第23回の受賞者が次の3氏に決まりました。表彰式は6月13日に東京で開きます。

馬軍氏(49、中国)=NGО「公衆環境研究センター」代表
大気や河川の汚染状況など環境に関する情報を地方、企業ごとにわかりやすく整理し、インターネットやアプリで国民に公開。地方当局や企業に環境問題への取り組みを促す効果を生んでいる。

グエン・タイン・リエム氏(66、ベトナム)=ビンメック幹細胞・遺伝子技術研究所所長
国内で初めて小児腹腔鏡手術やロボット手術を採用、直腸肛門奇形や先天性横隔膜ヘルニアなどの手術成績向上に貢献した。多くの外科医がリエム教授から技術を学んでいる。

ビンデシュワル・パタク氏(75、インド)=NGO「スラブ・インターナショナル」創設者
簡易バイオトイレの普及に尽力。衛生状況の改善だけでなく、自宅にトイレがない貧困層女性の安全向上や排泄物を手で処理してきた人々への差別撲滅に貢献している。