25日の概要
討論するパネリスト=25日、都内のホテル
25日に都内で開いた第12回国際交流会議「アジアの未来」(日本経済新聞社主催)の講演と討論で、各国からの参加者は東アジアの経済協力強化と共同体構築への具体的な提言を披露した。構想実現には日中、日韓など域内の二国間で起きている障害や摩擦を知恵で乗り越え、アジアという大きな枠組みで経済協力を進展させるべきだとの意見が相次いだ。
[5月26日/日本経済新聞]
講演
「運命共同体の意識を」
中曽根 康弘
元首相
「結束・信念・実行、各国の挑戦必要」
アブドラ・バダウィ
マレーシア 首相
「自由貿易圏に期待」
石 広 生
中国外商投資企業協会 会長
「テロ対策での協力不可欠」
ユスフ・カラ
インドネシア 副大統領
討論 ▼東アジア情勢を展望する
「摩擦乗り越え連携」
トーマス・ハバード
元駐韓米大使
王 毅
駐日中国大使
ドミンゴ・シアゾン
駐日フィリピン大使
田中 均
(兼モデレーター) 日本国際交流センター シニア・フェロー
前外務審議官
討論 ▼インド:躍進する新興経済
「共同体で経済発展」
アジーム・プレムジ
ウィプロ 会長(インド)
イーシャー・アルワリア
インド国際経済関係研究所 会長
榊原 英資
早稲田大学 教授
講演 ▼多国籍企業からみたアジア市場とアジア共同体
「対アジア戦略、地域別に展開」
フリッツ・ヴァンダイク
ネスレ 副社長 アジア・オセアニア・アフリカ・中東地域担当
講演
「友好的な競争関係、維持を」
リー・クアンユー
シンガポール 顧問相
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