「アジアの未来」
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日経アジア賞
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アブドラ・バダウィ氏
マレーシア首相兼内相兼財相

行政改革に支持

 マハティール前首相から後継に指名され、昨年10月末に、副首相から第5代首相に就任した。就任以来、汚職や腐敗の撲滅や公務員の業務効率化、さらに大規模公共工事の見直しに取り組む姿勢を示したことが幅広い国民の支持を獲得。自身の信任を問う3月の総選挙で与党が圧勝する結果につながった。

 外交、経済などの基本政策はマハティール路線を踏襲する方針だが、対米関係の重視や農業近代化など独自路線も見せ始めた。マレーシアが1981年に日本の経済発展を見習う「東方(ルック・イースト)政策」を導入した際の担当大臣を務めたこともあり、対日関係重視の姿勢を示している。  親しみを込めて「パクラー(ラーおじさん)」と呼ぶ国民の期待を背に「私のためではなく、国民のために働け」と政府幹部を叱咤(しった)する。マレーシア独立の日程は、著名なイスラム導師だった祖父の家で協議された。父は最大与党、統一マレー国民組織の幹部で、エンドン夫人の母親は日本人。64歳。



1939年11月26日、マレーシア・ペナン州生まれ
■学歴
1964年 マラヤ大学卒
■職歴
1964年-74年 連邦政府公務員(総理府、文化・青年・スポーツ省勤務)
1978年 下院議員初当選
1980年 連邦区省副大臣
1981年 総理府相(「東方政策」他担当)
1984年 教育相
1986年-87年 国防相
1991年 外相
1999年1月 副首相兼内相
2003年10月31日 第5代首相、UMNO(統一マレー国民組織)総裁代行就任

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