「アジアの未来」
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 SARS克服に国際協力のネットワークを――橋本元首相 

橋本竜太郎・元首相
 橋本竜太郎元首相は5日午後、国際交流会議「アジアの未来」の討論で、アジアに広がった新型肺炎、SARS禍をアジアにとっての「新たな脅威」と位置付け、こうした脅威に対処するために「国際協力のネットワークの構築」の必要性を訴えた。特に「実態以上に恐ろしいのは隣人同士の不信感だ」と指摘し、新たな脅威は「連帯と信頼」によってのみ解決できるとの見方を示した。

 SARS感染の舞台になった中国については「利害を有する極めて重要なメンバー」と評価し、日本が隣人として共存共栄を求める姿勢を強調した。また北朝鮮の核開発問題では「アジアの連帯の中でこの危機を封じ込めることはできないだろうか」と呼びかけ、アジア各国の連携強化で北朝鮮の問題を平和的に解決するアプローチを提案した。

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