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 教育改革で国際競争力の維持を――西室・東芝会長 

日本再生への課題をめぐって話し合う(右から)西室泰三・東芝会長、リー・クアンユー・シンガポール上級相、堺屋太一・元経済企画庁長官
 東芝の西室泰三会長は5日午後の「日本再生」を巡る討論で、日本再生に向け「教育全体の改革が必要」と強調し、教育改革により国際競争での優位性を保つべきとの考えを示した。

 西室会長は日本が国際競争に巻き込まれているとの認識を持つことの重要性を訴えた。そのうえで「日本では(国民が)小さく幸せに暮らしているが、国際競争により幸せが劣化している」との見方を示し、「なおすには、かつて良かったシステムを変える必要がある」と述べた。

 西室会長は教育によって得られた高い技術力は日本の優位性につながっていた面があると指摘。同時に阪神大震災の発生時に神戸市民は協力して助け合った事例を引き合いに出しながら、基礎知識や人間としてどうあるべきかなどを考えることが重要との見方も示唆した。

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