アジアを取り巻く国際金融体制についても言及し、「アジアはこの問題にマヒ状態だった」と述べた。一部の投機筋が操作を企図する為替市場のシステムについて懸念を表明し、「乱用の余地のある体制は不要だ」と強調。「不健全な金融体制を変えるべきだとわれわれはなぜ主張しないのか」とも語り、アジア自身が主体的に為替問題に取り組むよう声を出していくべきとの認識を示した。