「アジアの未来」
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アジアの未来
2000
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1997
日経アジア賞
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上島 重二氏
三井物産会長

社内改革断行で積極攻勢の基盤

 日本を代表する総合商社、三井物産の社長を4年間務めた後、2000年6月から会長。同年5月には経団連副会長に就任、アジア・大洋州を中心に担当している。日本・インドネシア経済委員会や国際協力委員会の委員長も兼任しており、産業界きってのアジア通の1人。

 1954年に三井物産に入社。ほぼ一貫して鉄鋼原料畑を歩き、総合商社随一とされる同社鉄鋼部門の収益力を固めた。96年の社長就任後は、10年先を見据えて「長期業態ビジョン」を策定。情報、金融、物流技術を駆使し取引先に最高のサービスを提供するという商社像を他社に先駆けて提示。

 「負の遺産を21世紀に持ち越さない」という覚悟で財務体質の抜本改善も断行した。積極攻勢に転じる足場作りが完了したと判断し昨年、清水慎次郎社長に引き継いだ。同社は今、アジアの駐在員を大幅増員するなど、攻めの姿勢を鮮明に打ち出している。京大経卒、69歳。

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