ドイモイ(刷新)政策を推進
ベトナムを代表する「改革派」指導者。現在はノン・ドク・マイン書記長、チャン・ドク・ルオン大統領に次ぐ党内序列第3位。1991年6月の第7回共産党大会で党指導部の政治局入り。1997年9月に首相に就任した。
首相として証券市場創設や米越通商協定締結を手掛けたほか、外資誘致強化に向け投資環境改善策にも取り組むなど、改革・開放路線のドイモイ(刷新)政策を推進している。当面、東南アジア諸国連合(ASEAN)の自由貿易地域(AFTA)計画の実施期限や申請中の世界貿易機関(WTO)加盟を控え、ベトナム経済は国有企業改革、民間企業育成、金融業界再編など多くの課題に取り組むことになる。訪日歴多数。
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