「アジアの未来」
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アジアの未来
2000
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1997
日経アジア賞
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西垣 浩司氏
NEC社長

リストラに辣腕、足腰の軽さ身上

 日本を代表する情報通信企業、NECのトップで、同社が99年3月期に1500億円を超すみぞうの最終赤字に転落したのを受けて登板。人員削減や工場売却など大胆なリストラを断行、NECの改革者として辣腕(らつわん)を振るっている。

 61年のNEC入社後は一貫してコンピューター部門を歩んだ。同社は汎用機分野では米IBMや富士通の後塵を拝していたが、金融システム事業部長時代に都銀の金融システムの大型受注を獲得するなど、傍流だったソフト・サービス事業を収益部門に押し上げた。通信機メーカーだったNECでは、初のコンピューター部門出身の社長。

 東大時代はアメリカンフットボールの選手だったこともあり、フットワークのよさが信条。世界中を飛び回り、初対面の欧米やアジアの大手企業のトップとも直談判する。ヒューレット・パッカードのカーリー・フィオリーナ会長兼最高経営責任者らと親しい。東大経卒。62歳。

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