「アジアの未来」
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アジアの未来
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日経アジア賞
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ドミンゴ・シアゾン氏
前フィリピン外相

6カ国語の達人、地域外交に手腕

 今年1月まで6年近く外相を務めた後、アロヨ大統領から次期駐日大使に指名され、議会承認を待っている。駐日大使としては93−95年に続き2回目の赴任。5年間の日本留学経験があり、日本語が堪能。エストラダ前政権の崩壊に伴い外相を辞任した後、アロヨ大統領に人事上の希望を聞かれ、迷わず「日本に戻りたい」と答えた。

 同氏を外相に起用したのはラモス元大統領だが、同国で職業外交官として外相にまで上りつめたのは初めてだった。外相時代はASEAN外交の中核を担い、カンボジア和平、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のASEAN地域フォーラム(ARF)参加などで手腕を発揮した。

 日本語を含め、6カ国語を話す。国連工業開発機関(UNIDO)事務局長を8年務めるなど、国際経験は豊かで国連事務総長候補として名が挙がったことも。日本人の夫人との間に二男。米ハーバード大で行政学修士。61歳。

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