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 日本は内なる国際化を――上島・三井物産会長 

上島重二・三井物産会長
 上島重二・三井物産会長は8日の講演で「日本は人と投資に関する内なる国際化が必要だ」と述べ、外国人就労者の受け入れなどの人的交流や海外からの投資受け入れを積極化すべきだとの考えを示した。アジアにおける自由貿易地域については「中国を含め、競争と共生という考えに基づいて中長期的には全体がwin―winとなる関係を作っていくべきだ」と述べ、域内のすべての国にとって利益となるような仕組み作りの重要性を訴えた。

 上島氏は「企業活動においてはすでに国境を意識しなくなるほどのグローバル化が進展している」と指摘。「政府・民間が提携しあってさらなる環境整備が進んでいくと期待している」と語り、東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易地域(AFTA)や日本とシンガポールなどが進めている2国間自由貿易協定によって、貿易の自由化が促進されることへの期待感を示した。

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