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 新たな国際通貨提唱――マハティール・マレーシア首相 

マハティール・マレーシア首相
 マレーシアのマハティール・ビン・モハマド首相は8日の講演で、アジア通貨危機が市場開放の結果発生したとの認識を示したうえで、「グローバリゼーションは完全な規制緩和を伴う必要はない」と述べ、為替相場の急変動などの動揺をもたらさない国際化は可能との持論を展開した。合併や買収による企業の巨大化についても「勝者は独占者となって、収益のために品質や社会への配慮が犠牲となるだろう」と語り、法的規制の必要性を訴えた。

 マハティール首相は「どの国にも属さない国際通貨を作るべきだ」と述べ、各国の為替レートはこの国際通貨をベースに決められるべきだとの考えを示した。通貨は商品として取引され、1国が世界の金融、商業を支配しているようではならないとの考えを強調した。

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