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 アジア共同体論議、タブーでない――フン・セン・カンボジア首相 

 フン・セン・カンボジア首相は8日の講演で、アジア各国・地域で起きた金融不安は、アジアの将来が一つの方向に向かっていることの証明だと指摘し、「『アジア自由貿易地域』や『アジア共同体』を議論することがタブーではなくなった」との認識を示した。そのうえで、東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と日本・中国・韓国の間で結んだ通貨スワップ協定などは、「今後の金融・経済危機を回避・解決する効果的な手段になる」と評価した。

 メコン川流域を各国が共同で開発する「大メコン圏計画」については「(流域の)各国はアセアンの中で比較的開発レベルが低く、計画の推進はアセアン諸国内の経済格差問題を解決するのに効果的だ」との見方を示し、メコン川は開発により「東南アジアと中国を結びつける、重要な経済の出入り口となる」と語った。

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