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 中国のIT発展速度、恐怖感も――西垣NEC社長 

 西垣浩司NEC社長は7日の討論で、中国は情報技術(IT)製品の供給基地としてだけでなく、開発拠点としての役割を担いつつあると指摘し、「そのスピードはものすごく、恐怖感すら感じる」との認識を示した。西垣氏は中国では毎年100万人の大学卒業者のうち理科系が多数を占め、起業家精神にも富んでいると語り、「彼らが米国帰りの起業家と組めば、数年のうちには発展することが目に見えている」と語った。

 西垣氏は今後、日本や中国、韓国、台湾といった東アジア諸国・地域がIT産業で飛躍していく中で、「他のアセアン(東南アジア諸国連合)諸国は生産基地としての位置づけが当面続くだろう」との見方を示した。ソフト開発などで発展しているインドについては「サービスやメンテナンスのセンターとして発展していく道が見えている」と述べる一方、「ハードの生産能力を展開するには、インフラを含めてまだまだだ」と指摘した。

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