「アジアの未来」
HOME

フロントページ
速報
7日の概要
8日の概要
会議日程
講師紹介
アジアの未来
2000
1999
1998
1997
日経アジア賞
English
7日の概要
西垣 浩司氏
NEC社長
 選択と集中、日本は加速を

 ここ数年、日本以外のアジア各国のITは急速に発展している。日本のIT産業もアジアに依存するようになっている。

 NEC全体で5兆4000億円の売上高のうち、アジアは約5000億円を占めている。アジア各国では通信インフラを整備しており、NECは多くの合弁企業を展開している。アジアの労働力を生かすためにNECは積極的に法人を設置している。ソフト分野では中国やインドの技術者の活用を増やしている。

 アジアは家電だけでなく、IT製品の生産も増えている。例えばパソコンの心臓部であるマザーボードは世界生産の半分が台湾に集中している。こうしたなかで、日本はより一層の集中と選択を求められている。日本がすべて世界一になることは不可能で、より付加価値の高い部分への集中を進めていく必要がある。

7日の概要へ戻る

Copyright 2001 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.