米中関係、世界を主導
かつては日米関係が世界で最も重要な2国間関係だとの認識があったが、いまや米中関係が重要だ。中国が急速に経済力をつけ、米国と中国が世界を決する役割を担っている。
米国はかなり以前から中国に対して文化・歴史という観点で非常に大きな畏敬(いけい)の念を持っていたし、中国が経済力をつける前からきちんとした認識を持っていたと思う。同じような認識が日本にまったくなかったとは言わないが、日中戦争という不幸な歴史があり、米国とは決定的に違ったと思う。
経済力をつけた中国とどう向きあうかは今後さらに重要だ。