|
速報ニュース
危機が国民のエネルギー引き出す――崔サムスン経済研所長 |
崔禹錫サムスン経済研究所代表理事所長は8日午前、第6回国際交流会議「アジアの未来」で講演し、1998年の韓国経済危機以降の経済回復に関して、「韓国が国際経済の良い流れに乗れたのは『強制された改革』があったから」と述べ、国際通貨基金(IMF)との合意の下で高度成長の過程で生じ疲弊したシステムを抜本的に改革できたと指摘した。また当時は危機的状況の中で十分に議論する時間もなかったことを振り返り、「危機こそ、国民の莫大なエネルギーを引き出すと実感した」と語った。
崔所長は経済危機の経験から「経済難局の克服には国際的協力と従来の枠から抜け出した発想や行動が必要であるとの教訓を得た」と述べた。またIMF危機を契機に外国資本が韓国企業に流入しており、企業がこれまでの日本型経営からキャッシュフロー重視のアメリカ型経営に転換していると説明した。
|
|
Copyright 2000 Nihon Keizai Shimbun, Inc., all rights reserved.
|