No.373

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群馬県太田市のデイサービス施設はAIを活用し、送迎車両を利用者が買い物や通院などにも使える「相乗り」サービスを実施している
フォーカス
 高速道路の新路線建設、終盤へ
片山善博の直言
 そっと撤収の消費者庁移転
  政府機関移転は原点に戻れ
ニュース&インサイド
 飯泉嘉門・全国知事会長インタビュー
グローカルインタビュー
 国際協力機構(JICA)理事長 北岡 伸一氏
グローバルリポート
 韓国の外国人労働者受け入れ、現状と課題
特集MaaS 移動革命は地域を変えるか
     住民の足 より便利に、観光振興も狙う
鉄道、バス、タクシーなど様々な交通手段を統合する次世代移動サービス「MaaS」が日本でも動き始めた。MaaSは車の自動運転、ICT(情報通信技術)、人々の移動に関するビッグデータの活用など、社会と産業に大きな革新をもたらす。政府が掲げる「日本版MaaS」は地域のまちづくりとの連携を意識して、大都市での渋滞緩和、地方での交通弱者の救済、衰退する公共交通の活性化を目指す。さらに観光振興や生活支援サービスの創出により、地域に資金を還流させる仕組みづくりも視野に入れる。しかし先端技術を持ってしても、地域の疲弊を食い止めるのは容易ではない。MaaSは地方の救世主になれるのか――。現状と課題を追った。