No.418

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新型コロナウイルスの感染拡大で、世論が二分されたまま開催された東京オリンピックが閉幕した。大会後、メイン会場の国立競技場がある神宮外苑には、再開発の波が押し寄せる。選手村は約5600戸の大型マンションに生まれ変わる
フォーカス
 福祉サービス一体化へ新事業
 改正社会福祉法施行
グローカルインタビュー
 埼玉県所沢市長 藤本 正人氏
過去の災害に学ぶ 
国土強靱化の分岐点 河田 惠昭氏

 地球温暖化により拡大する被害
Interview首長
 兵庫県養父市長 広瀬 栄氏
地域論壇 嘉山 孝正氏
 コロナからみえた地域医療の課題
特集 東京五輪、描けぬレガシー
    都市開発やグローバル化、コロナ後に正念場
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)下で開催された東京オリンピックが閉幕した。コロナ禍で開催が1年延期され、大半の競技会場が無観客となって、祝祭ムードや経済効果は減殺されたとはいえ、歴史に刻まれて日本の転換点になるのは間違いない。五輪を契機として生まれる有形無形のレガシー(遺産)はまだ見通せず、都市開発やグローバル化、多様性と調和の社会づくりはむしろ五輪後に正念場を迎える。五輪は何を残し、この国はどこへ向かうのか。