No.409

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広島県は2月、広島市で住民を対象にPCR検査を実施した。次の感染再拡大時の大規模検査に備えた「試行的な取り組み」。 21年度予算ではPCR検査体制強化など、新型コロナ対策に総額約450億円を計上した
リポート
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グローカルインタビュー
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新連載 
公教育から地方を変える 平川 理恵氏
 高校入試改革で実現したシティズンシップ教育
新連載 新スマートシティ論 松田 智生氏 
 こんなスマートシティにご用心!
霞が関 底流伏流(厚生労働省)
 拡大する料理宅配
 地労委は紛争対応準備を
特集 2021年度都道府県予算 8.3%増
     コロナで膨張、「デジタル」にも重点
本誌が47都道府県の2021年度予算を調査・分析したところ、知事選で骨格予算を組んだ秋田、千葉両県を除く45都道府県の一般会計の合計は54兆8532億円で、 20年度当初比8.3%増となった。新型コロナウイルス感染症対策に重点的に予算を投入する結果、伸び率は東日本大震災の復興予算を計上した12年度の3.4%増 を大きく上回り、近年で突出した伸びとなる。デジタル社会の実現に向けた事業も目立つ。一方、歳入はコロナ禍による経済の低迷を受けて地方税が7.1%減少し、 中でも法人2税は19.1%減と大きく落ち込む。感染症まん延という危機にあって住民を守る「公助」への期待は大きい。21年度は各都道府県にとって知恵と 実行力、そして確かな結果が問われる一年となる。