No.408

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情報通信研究機構(NICT)は、自律移動型ロボットが一般人と一緒にエレベーターで移動できるシステムを開発した。省電力広域無線通信技術「LPWA」と近距離無線通信技術「BLE」を組み合わせることで、人とロボットのエレベーター共用が可能になった
フォーカス
 夜間中学・不登校特例校、4校開校
グローカルインタビュー
 奈良市長 仲川 げん氏
地域論壇 平瀬 錬司氏
 都道府県のSDGsスコア
麓幸子の直言
 森氏発言に見る日本の後進性
自治体防災の先端的実践論(最終回) 
河田 惠昭氏

 災害検証は災害復興事業に活かせるか
特集 LPWAで地域をデジタル化
     IoT向けの無線通信、自治体の活用広がる
全国の自治体で、あらゆるモノがインターネットにつながるIoT社会の構築に不可欠な技術といわれる新たな無線通信方式「LPWA」 を活用し、地域のデジタル化を促進する動きが広がっている。LPWAは高速・大容量の「5G」(第5世代無線通信規格)と対極にある 通信技術で、低速・低容量の代わりに省電力、広域・長距離通信、低コストという利点がある。先駆的な自治体はこれに着目し、 LPWAを農業、防災、防犯、見守り、インフラ管理などの分野に導入。それぞれのスマート化を推進し、地域課題の解決につなげる ことを目指している。「デジタル化の加速」を掲げる菅義偉内閣のもとで、今後、LPWAの導入・活用は本格化するとみられ、地域に おける官民の連携体制の構築と住民の理解・協力が取り組みの成否を左右しそうだ。