No.402

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福島県浪江町で2020年7月、世界最大級の水素製造施設「福島水素エネルギー研究フィールド」が本格稼働した。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業として、東芝エネルギーシステムズがプロジェクト全体を取りまとめている
フォーカス
 ワーケーション、コロナで脚光
地方議員★活動記
 千葉県白井市議会議員
 和田 健一郎氏
麓幸子の直言
 
グローカルインタビュー
 駒沢大学教授 大山 礼子氏
地方議会のミライ 牧瀬 稔氏
 議員の調査能力を高めるための
 議会図書室の改革
特集 「水素」で地域を活性化
     温暖化対策に貢献、関連産業の振興目指す
全国の自治体で、利用時に二酸化炭素(CO2)を一切排出せず、「究極のクリーンエネルギー」とも呼ばれる「水素」を 地域の活性化につなげる動きが広がっている。国が地球温暖化対策やエネルギー安全保障の観点から、水素を日常的に使う 「水素社会」の実現を強く推進していることなどを背景に、地域資源を活用した水素の製造や利活用を促進する施策・事業 に取り組む自治体が増えている。水素を燃料とする燃料電池自動車や家庭用燃料電池の購入を補助金で支援しているほか、 水素関連産業の育成・振興に向けた独自の戦略やビジョンを策定している。ただ、課題である水素の需要・供給の拡大と 低コスト化はすぐには解決せず、成果を出すにはかなりの時間がかかりそうだ。